試験例
土中モデルによる遮水性の検証
モラン工法により構成される土中状況を模したモデルを作成し、その遮水性能を検証します。
モラン工法 施工前後における保水機能の比較
昭和48年に県営圃場整備事業により圃場整備工事が行われた水田を対象として、モラン施工前後の水位の傾向を比較します。
この水田は整備事業から40年以上が経過しており、近年、畦の劣化によって隣接する水田への漏水が目立っています。

モラン工法”施工前”の24時間水位変化
24時間の減衰深さは0.1475mから0.1275mであることから、湛水深減衰量は2.0cm/日となります。今回は、2.0cm/日以上の水深低下を漏水田と定義します。これは各農薬メーカーの取扱説明書に使用不可水田として記されている数値です。
経年変化の検証
モラン工法施工より5年が経過した畦を試験的に掘り起こし、遮水壁の経年変化を確認します。